11月は秋草の終わりと冬の花の始まりが重なります。開花期一覧の11月欄には、晩秋の花、品種・作型によって咲く花、紫の実が一緒に載っています。どれも同じ条件で咲くわけではないので、花と実を分けて記事カードから探してください。
10月の茶花・12か月の開花期一覧・11月に分類された記事一覧
晩秋に花を探す11月の茶花

リンドウとツワブキは、個別記事でも11月まで花期に入る候補です。ただし月の初めと終わり、地域の寒さで姿が変わります。花の向きや葉の状態まで見て選びます。
青紫の花を使うなら、日差しによる開き具合と蕾の姿を確かめます。

黄色い花と艶のある葉を合わせたいときに。花が上がっている株を見ます。

品種や作型によって11月に咲く花

ツバキやボタンを「11月なら必ず咲く花」として扱うのは避けます。ツバキは品種と地域、ボタンは寒牡丹・冬牡丹などの咲かせ方が関係します。実際の花を確認してから茶席の候補にしてください。
咲き始めの一輪を選ぶときに。花形や開花時期は品種で違います。

通常の春咲きのボタンではなく、晩秋から冬に咲く品種・作型を調べたいときに。

花ではなく実を見せる11月の茶花

ムラサキシキブは初夏に小さな花を咲かせます。11月の見どころは紫色の実です。枝を切る前に、実の色づきと落果の具合を確認してください。
色づいた紫の実を、自然な枝ぶりごと使いたいときに。

林野庁のムラサキシキブ解説でも、夏の花と秋の実は別々に紹介されています。
開花期一覧の11月印を確認したい花

スイセンは開花期一覧で11月にも印があります。一方、個別記事ではニホンズイセンの主な花期を12~3月としています。11月の定番として勧めず、早咲きの株が実際に咲いている場合に確認する候補とします。
冬へ移る時期の香りある花を調べたいときに。地域と品種を先に確認します。

11月の一覧は候補の数が少なくても、花期の違う植物を水増しせずに掲載します。環境省・新宿御苑の季節案内には11月のツワブキが載り、森林総合研究所のリンドウ解説は花期を9~11月としています。地域の株の状態を確かめ、切り花にする前には各カード先の水揚げも見てください。


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