7月は青紫の花に加え、細い野草、葉色を見せる花、実ものを探せます。暑い時期は花だけでなく、切ったあとの水揚げや花入での持ち方も気になります。まず花姿から候補を絞り、ブログカードから個別記事で扱い方を確かめてください。茶花の開花期一覧の7月印は29行ですが、オカトラノオの重複を除くと28種です。
涼やかな青・紫の花を選ぶ

青紫でも、上を向く花、下がる花、枝先に付く花があります。花入の高さと見せたい向きを合わせて選びます。
雨の季節から続く花房を、葉を整理して使いたいときに。

星形の花とつぼみを一緒に見せたいときに。

葉より上へ伸びる花茎を使いたいときに。

朝に咲く一日花を使える時間を確かめたいときに。

小さな釣鐘形の花を低い位置で見せたいときに。

ミヤマリンドウは7〜9月ごろに咲く高山の小さな青紫の花です。一般的な秋のリンドウとの違いや、花が閉じる理由を知りたいときに。茶席利用と切り花の水揚げには未確認の点があるため、自生株は採らず、栽培株でも切る前に注意点を確認してください。

青紫の花を枝の線とともに使いたいときに。

下向きの淡紫の花を近くで見たいときに。

花の距と葉の形を見て、同じ紫系でも違う姿を楽しみたいときに。

細い野草と黄花で夏の線を作る

小花が集まるものと、一輪が目立つものを分けて見ると、花を入れすぎずに選べます。
細かな黄花の集まりで、野の景色を添えたいときに。

細い茎と切れ込んだ花弁を見せたいときに。

下向きの黄花を、葉との釣り合いを見て使いたいときに。

小さな黄花の穂を、一本の線として使いたいときに。

平らな花の集まりと細い茎を比べたいときに。

しなやかな枝に付く花を、秋への移り変わりと一緒に見たいときに。

橙色の花と長い葉を取り合わせたいときに。

夕方に咲く花を、茶席の時間と合わせて考えたいときに。

白花・枝もの・葉と実を見せる

色数を抑えたいときは、白い花や葉の変化、実の形にも目を向けます。
片側へ曲がる白い花穂を見たいときに。

枝先に集まる小花を一枝で使いたいときに。

伸びるつると小さな白花を整えて使いたいときに。

白く変わる葉を主役にしたいときに。

花よりも実の色や形を選びたいときに。

6〜10月ごろに咲くジュズサンゴの白い小花を調べたいときに。花と実が同居する株もありますが、7月に赤い実がそろうとは限らないため、実際の枝の状態を確認します。

下向きの釣鐘形を枝葉とともに使いたいときに。

一日ごとに花が入れ替わる枝花を調べたいときに。

小さな花と、秋に付く紫の実の違いを確認したいときに。

7月印でも花期の確認が必要な候補

一覧に7月印がある次の花は、地域や資料との差が大きいため、7月の定番としては扱いません。
クチナシは牧野植物園では5月下旬~6月中旬。7月に使うなら、実際に咲いている株を確認してください。

ササユリは林野庁で6~7月とされ、7月の花もあり得ます。ただし咲き終わる地域もあるため、地元の開花を優先します。

フジは国営昭和記念公園などで4月中旬~5月上旬が目安です。一覧の7月印は見直し候補で、通常の7月花材には数えません。

フタリシズカは牧野植物園の例では4月中旬~下旬。一覧の7月印だけを根拠に選ばないようにします。

前後の月と開花期一覧から探す

地域の開花が前後したときは6月・8月の記事も確認できます。



気になる花があれば、個別記事で花期と水揚げを確かめ、実際に咲いている花の姿から選んでください。


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