5月は花の種類が増える一方、初夏に向かうにつれて咲き始めるものもあります。当サイトの茶花の開花期一覧には18種の5月印があります。この記事では、実際の花姿を想像しやすいように小さな草花、花形を見せる花、枝やつるを生かす花に分け、個別記事のブログカードへ案内します。開花期が資料や地域でずれるものは別枠で示します。
白緑の草花・小花を探す

小さな花は、花数だけでなく、茎の曲がり方と葉の余白を見ると選びやすくなります。実際に咲いている株を確かめてから使ってください。
弧を描く茎の下に並ぶ白緑色の花を見せたいときに。

白い花穂を細い茎とともに見せたいときに。ただし、当サイトの一覧の5月印と、高知県立牧野植物園の6月上旬~中旬という開花案内には差があります。咲いている地域と時期を確認してください。

二本ずつ見える花穂と葉の重なりを近くで楽しみたいときに。

葉の下に下がる淡い花を静かに見せたいときに。

花形や色を見せる5月の草花

花形が主役になる草花は、一輪の向きと花入の大きさを合わせて選びます。咲く時期には地域差があります。
錨に似た花の形を近くで見せたいときに。

細い茎に付くユリの姿を楽しみたいときに。ササユリは5月末から6月に咲く地域もあります。

紫の花穂を葉と一緒に見せたいときに。

淡い色の小さな花を一輪ずつ見たいときに。以前の一覧にあった9・10月の印は取り除かれています。

大輪の花を使う場合は、花入との大きさの釣り合いを先に考えます。

枝・つる・花房を生かす

枝ものは花の付き方と枝の線、つるものは伸びる方向を見て、使う量を絞ると姿をつかみやすくなります。
白い小花の房と細い枝で軽さを出したいときに。

四弁の白花を枝葉の間隔とともに見せたいときに。

青紫の花と、伸びたつるの線を使いたいときに。

花の大きさとつるの線を主役にしたいときに。

下がる花房を生かしたいときに。花房が大きいので、花入との釣り合いに注意します。

5月印はそのまま使わず確認する

開花期一覧の5月欄にはツバキ、ボケ、ムラサキシキブ、モクレンも載っています。しかし「5月に印がある」ことと「5月の定番として花を薦められる」ことは同じではありません。
椿は品種や地域で花期が変わります。森林総合研究所のヤブツバキの案内では1~4月が花期です。5月は実際に咲いている種類を確かめてください。

ボケも早春から春の花として扱う資料や記事が多く、5月は地域や品種、当年の気候を確認したい候補です。

ムラサキシキブの5月印は、林野庁の6~8月という開花案内と合いません。この記事では5月の開花候補には数えません。実を楽しむ時期やコムラサキとの違いを調べたい場合は個別記事へ進んでください。

モクレンも一覧に5月印がありますが、当サイトに個別記事はありません。種類による時期の違いを調べ、実物を確認するまではカードを作りません。
前後の月・一覧から探す

同じ春でも、3月・4月と5月では見つかる花が変わります。開花期は地域・気候・種類で前後するため、月の境目では前後の記事も見比べてください。


5月欄で気になる花が見つかったら、個別記事で開花時期と水揚げ・茶席での扱いを確かめてください。


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