8月は盛夏の花に、ススキやワレモコウなど初秋を感じる花材が加わります。茶花を選ぶときは「暦で8月だから」ではなく、花・穂・実のどの部分を見せるかで探すと選びやすくなります。当サイトの茶花の開花期一覧で8月印のある花を、姿ごとに分けました。ムラサキシキブは一覧に重複行があり、片方だけに8月印があります。個別記事のブログカードから、開花期や水揚げも確認できます。
青・紫・黄の草花で涼しさを見せる

花の色が似ていても、上を向くか下を向くか、夕方に咲くかで使い方は変わります。
星形の花とつぼみの線を使いたいときに。

切れ込んだ花弁と細い茎を見せたいときに。

葉より高く伸びる花茎で、涼やかな縦の線を作りたいときに。

朝だけ開く青い花を、茶席の時間と合わせて考えたいときに。

夕方に開く淡黄の花を、使う時間も含めて選びたいときに。

青紫の花を枝先に付ける花材を探すときに。

アキチョウジは8〜10月ごろが花期の目安です。青紫の細長い花と茎の動きを調べたいときに。8月の咲き始めには地域差があるため、秋の花という名前だけで判断せず、実際の開花を確認します。

小さな釣鐘形の花を近くで見せたいときに。

7〜9月ごろに咲くミヤマリンドウの、小さな青紫の花を知りたいときに。高山植物なので夏越しの条件に注意が必要です。茶席利用や水揚げには未確認の点があり、自生株の採取は勧めません。

下向きに咲く淡紫の花を、葉の間から見せたいときに。

下向きの黄花を、葉の大きさと見比べたいときに。

秋の気配を運ぶ穂・細花・野草

秋を感じる花材があっても、8月に咲く場所と9月に主役になる場所があります。実際の花や穂の状態を優先してください。
細かな黄花の集まりで、野の軽さを添えたいときに。

小さな黄花の穂を一本の線として使いたいときに。

小さな淡桃色の花を、穂の動きとともに見せたいときに。

穂の高さと葉の線で、早い秋の気配を出したいときに。

平らな花房と細い茎の対比を見たいときに。

しなやかな枝と小花を少量使いたいときに。

房になった小花を、秋の七草として調べたいときに。

淡紅色の小花を咲かせるアケボノシュスランは、地域によって8〜10月に花期の幅があります。8月に咲く地域もありますが、9月以降の地域もあるため、土地ごとの花期を確認します。自生株は採らず、栽培株でも無理に切らないでください。

丸い花形を、野草の線とともに見せたいときに。

細い茎に付く小さな花を、近くで見せたいときに。

紫紅色の穂を、切り花としてどう扱うか調べたいときに。

暗赤色の穂を、花よりも形として使いたいときに。

枝花・つる・実もので表情を変える

草花だけでなく、枝花や実を見せる選択肢もあります。花入との釣り合いと水揚げを個別記事で確認してください。
葉の間に下がる花を、低めの位置で見せたいときに。

伸びるつるの線と白い小花を整理したいときに。

花ではなく色づく実を見せたいときに。

ジュズサンゴの白い小花や、小粒の赤い実を調べたいときに。花期は6〜10月ごろで、花と実が同居する株もあります。8月の実の色づきは環境や株の状態で変わるため、使う日の枝を確かめます。

一日ごとに咲き替わる花を、枝ぶりとともに使いたいときに。

橙色の花と長い葉で、夏らしさを出したいときに。

8月印は開花状況を確認する花

クチナシは牧野植物園では5月下旬~6月中旬、シモツケは同園では6月下旬~7月上旬の花です。両方とも一覧には8月印がありますが、通常の8月候補に数える前に地域・品種・当年の開花を確認してください。


ムラサキシキブは一覧の重複行で8月印が一致しません。林野庁の案内では6~8月が花期とされます。8月に咲いている場合は小さな花を見せる候補ですが、秋の紫の実とは分けて考えます。

一覧外の公開記事から探す補足候補

8月の開花期一覧には印がありませんが、当サイトには8月の花として個別記事があるものもあります。一覧との食い違いを明示した上で、補足として案内します。
橙色の花に加え、花後の黒い実にも注目したいときに。

大きな花を使う前に、花の持ちと枝の扱いを調べたいときに。

前後の月と開花期一覧から探す

7月から続く花、9月に主役になる花もあります。月境では前後の案内を見比べてください。



選んだ花は個別記事の開花期と水揚げを確認し、実際に咲いている姿を優先してください。


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